昨日のジロは、ジョン・ガドレのアタックに痺れた。あの未舗装路をロードバイクで攻める登りと下りのテクニックは凄い。

彼を認識したのは2002ワールドカップ カルムトハウト(ベルギー)だと思う。カルムトハウトは雨が降ると森の中が泥沼になりコースの1/3が担ぎになり、酷いコースになる。ここでトップ10がベルギー人だらけなのに、エンペーラに乗った小さなフランス人のガドレが上位に入ったのに驚いた。

その時の私は、直前の全日本選手権で2位に入り、こりゃ強くなったし良い結果が出せるかも??なんて甘く考えてたが、たった30分で周回遅れになり、全日本の2位は世界のビリなんだ・・・と思い知らされた。日本で強くなって自身のレベルが上がっても、世界のトップ選手のレベルが上がるスピードの方が、遥かに早く上なことを思い知ったレースだった。