レースレポート 2006/12/28日
 池本真也

大会名 ・ ベルギー Loenhout
日時  ・ 2006年12月28日(火)
場所  ・ ベルギー Loenhout
競技内容・ シクロクロス UCIカテゴリー1 エリート(60分)  
天候  ・ 雨のち曇 2℃
チーム名・ FELT-和光機器タムラクラブ

使用機材 サポート商品
シクロクロスフレーム FELT F1X 
・ シューズ       DMT ultimax-matrix-RSX
・ ハンドル       BBB ファイバーウイング
・ ステム        BBB ファイバーフォース
・ ブレーキシュー    BBB クロスストップ
・ サドル        BBB アナトミックデザイン
・ グローブ       BBB レースシールド

レース結果
110人出走   リタイア

クリスマス〜新年までは、毎日のようにベルギーやオランダ周辺でシクロクロスのレースが開催される。自分は肉体的、スタッフ、自転車整備などの全ての力が弱いから、毎日のようにはレースには出ない。地元民はあらゆる面で有利だ。このレースはUCIカテゴリー1のレースだが選手が大変集まり、実力があるのにワールドカップには参加しない選手も参加し、人数の多さと共にレベルと地位の高いレースだ。コースは、平坦の牧場、地道、BMXコースを使い昨夜から降り続いた雨でドロドロの重いコースになった。

15時にレースはスタート。110人と参加人数が多い。3年前のレースとは大違いだ。スタート順の名前を呼んでいるが審判が見ていないので勝手に並ぶ。正直者は馬鹿を見るのだ!!レースは最初からドロドロでまったく進まない。自転車も交換したいが洗車場も混雑しスタッフ&自転車がシッカリ用意できないから交換もできない。試走でギリギリ乗車できる所は乗れないものだ。1周目が過ぎ3人で走る。泥で空気抵抗が関係なくても人と競りながら走るとペースがつかみやすい。仮設の陸橋や、泥の轍にタイヤを取られながら走り続け、コースもキツイから、いつのまにか自分の集団もバラける。そして40分で先頭にラップアウトされリタイアした。


自分の実力が足りなくリタイアした。パワー、スピード、テクニック、全てが足りない。日本では絶対に味わえないコース、泥、観客、ピットワーク、匂い全てが本物だ。映像では言葉では伝えられない厳しさがここにはある。自分がここへ何度もチャレンジしてきた価値のある場所だと感じる。この厳しいけど価値のあるヨーロッパのクロスを楽しみなが ら、前へ進めるように走る。次回は31日にベルギーで行われるUCIカテゴリー1のDiegemに参加する。